■ 補修工事日程と現状のまとめ
(写真は状態がわかりやすいようにコントラストを調整してあります。プライバシー保護のため背景をボカしてあります。)
我が家のパルコンは10年目を迎え、外壁と防水と基礎補修工事をやることにしました。その工事日程がリフォーム営業担当から頂きました。
以下の工事日程を御覧ください。おおむね1ヶ月かかる見込みです。表中にも記載があるとおり天候に左右されるので工程がズレることは充分に有り得ます。新築のときにもこういった日程はおおむねの目安でしかないことを紹介しましたね。夏の天気はカンカン照りから一転して積乱雲が発生し、雷雨!ということも珍しくありません。 また、原則 日曜日は工事をしないのが建築業界ですが、天候や進行状況によっては日曜も作業せざる得ないというのもまた建設業界の常であります。
・足場仮設:鉄パイプの足場を組みます。周りを保護ネットで囲みます。
・シール工事:洗浄よりも先にシールの打ち替えをやります(先に洗浄すると劣化したシールの隙間から浸水するため)
・高圧洗浄:外壁の汚れやコケなどを洗い落とします。これだけでもかなり綺麗になります。
・塗装工事:下地塗装を行ったのち本塗装を2回塗ります。合計でいえば3回塗ることになります。
・ペンキ工事:タイトルだけでは何をするのか謎ですが、雨樋、シャッターボックス、排気口金具などの器具を塗装します
・保護材塗布工事:これも用語だけでは意味不明。実際には防水層の再施工です。
・その他工事:ますます意味不明。実際には何もしていないので「予備日」のようなものなのでしょう。そう書けばいいのに
・足場解体:鉄パイプの足場を解体・撤去します。
・表には書いてありませんが足場を解体してから基礎の保護塗装を行います 。そう書けばいいのに。
2016年7月10日 晴れ
足場を組む前に家の周りをひととおり見て回り、写真を撮っておきます。 外壁の汚れた部分やコケで緑色になった箇所があり、これらについて定期的にホースで散水して洗浄するのが良いという説明のサイトもあるのですが、ある程度傷みが進むと洗浄したときに塗装が剥がれる恐れもあります。高圧洗浄機やスチーム洗浄機は市販されていますが、高圧洗浄すると塗装がボロボロ剥がれることもあります。くれぐれも要心してください。
・サッシの下のシールの劣化:まだまだ大丈夫に見えるでしょう?
・基礎の数カ所にクラックがありますが、そのうちのいちばん目立つ箇所。この程度なら部分補修でも可能。
・外壁のいちばん上の汚れた部分:洗浄だけでも綺麗になりますが ... 。
・
玄関の上にはコケが散見:東側バルコニー周辺のコケも進行中。
・排気ダクトのシールの劣化:こういった器具類も経年で傷んでいきます。まだ数年は大丈夫でしょうけど。
・シールの劣化のはじまり:パルコン板の接する部分の溝の表面を埋めてあるゴム状の充填物。亀裂が始まっていますが、まだ数年持ちます。
・雨樋やシャッターボックスの汚損:汚れていますが、まだまだ大丈夫。あと10年はもつでしょう。変色はありますけど。
2016年7月12日 火曜 晴れ 仮設業者の「ビケ足場」のトラックが朝やってきました。予定どおり今日から工事が始まります。
後ろの軽トラは助っ人の外国人部隊。総勢8人ぐらいでしょうか。前日のうちに自分の車をコインパーキングに留めて車庫を広くしておきましたが、さすがにトラックが大きくて収まりきれず ... 。リフォーム営業担当から2日ほど前に近隣の住民のみなさんに御挨拶していただいたので、おかげで苦情も無く作業が進みます。
足場はこの規模の建物であれば一日で組み上がります。人数次第でもありますが、ウチでは朝9時にはじまり昼休みをとったのち夕方4時には組み上がりました。 猛暑のなか、ごくろうさまです。
作業員の皆さんが撤収したあと、 仮設トイレを積んだトラックがやってきてモロモロ置いていきました。今回は1ヶ月の短期間なので仮設トイレは写真のような大きな箱ではなくバケツ程度の小さなもので、周りを囲んで使うタイプです。写真左下に移っている赤い箱に消化器や救急箱、ヘルメット、工事日報が入っています。灰皿代わりの赤いバケツも有りましたが、工事終了まで使った痕跡がなく、期間中のどの作業員もタバコは控えていたようです。近年の喫煙環境は社会的に様変わりし、昔のように気軽に外で喫うことは難しくなっています。
さて、足場ができたのでヘルメットを借りて屋上を中心に記録写真を撮ります(写真はコントラストを上げてあります)。
新築のときはよく頭をぶつけたものですが、今回の足場は移動しやすいです。
・陸屋根の断熱ブロック:変色や亀裂が見られるものの、まだ10年は耐えるとの検査員の判断でした。
・北側のベントルーフ :雨や紫外線でそこそこ汚れています。まだ持ちますが今回防水層の再塗装をやります。
・屋根の断熱ブロックを固定するメロンパンのようなモルタル団子。これもまだ大丈夫 。
・東側は日当たりがいまひとつのせいか外壁とシャッターボックスに緑色のコケ が見られます。
洗浄すれば綺麗になりますけど。
・東側の外壁とバルコニーの防水層:コケと傷みが見られます。
・玄関の上にある庇(ひさし):外からは見えない部分ですが防水が重要です。汚れとコケが見えますが、まずまずの状態。
・ベントルーフの北東部:わずかにフクレが2箇所あるものの全体はまずまずの状態。点検でもフクレが裂けることはないとの判断。
・西側の壁の最上部:コケが黒ずみ、塗装は白化してチョーキングマークが出ています。う〜〜む。
・主に2階以上の外壁シール:シールの傷みの目立つ部分がいくつかあります。
・南面のサッシ上部:ヘアラインの軽微なクラックを見つけましたが、2011年の東日本大震災でしょうか。他の窓は大丈夫。
・玄関壁の上:ひととおり見て降りてくる途中で玄関壁の上でもチョーキングマークを確認。
エアコン室外機やガス給湯器などの設備が工事の邪魔ですが、バラせるものはバラし、ズラせるものはズラして作業します。
工事前の状態を詳しく見ることができました。パルコン板や基礎は問題となる程度の亀裂はありません。塗装は2階部分で劣化(白化・コケ)が進みつつあります。シールは全体的にはまだ数年は耐えられそうなものの、部分的には深めのハガレも見つかり、こういうのを見るとやはり早めにやっておくべきなのかな?と思ったりします。
このあたりの分譲地は近隣の十数件がほぼ同じ年に新築されたものです。見れば屋根の傷みの出ているお宅もチラホラ。5年前の東日本大震災でもかなり揺れたハズ。しかしリフォームをやる家は今のところ1件もありません。 まぁ、他の家がリフォームを始めたをの見て「我が家もそろそろやろうか」というのもひとつの目安というか、きっかけにはなりますね。ただ、個人的には前に買った木造の家が5年程度で外壁の再塗装を経験していたので、今回10年目で再塗装することにためらいは無かったのです。実際に始まるとキッチリやらねばと妙な緊張感があります ... 。
続きはまた次回 ... 。
記事: 2016年 9月 11日
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