■ 10年点検結果とリフォーム見積
2016年6月18日
5月11日に10年点検をやってもらって、その結果をまとめた「現場調査報告書」を受け取りました。同時に「リフォーム見積書」の作成もお願いしておいたので、
それも見てみます。営業担当者が届けに来ました。
おおむね想像していた内容でシール・塗装・防水層の傷み、
雨漏りの原因になりやすい玄関庇(ひさし)部分やバルコニー、あるいはサッシや基礎の状態など、写真とコメントで簡単にまとめられています。雨水枡や汚水枡といった配管類にも問題は見られず、全体的には綺麗な部類だそうです。
10年前にすでにリフォームの内容や費用は調べてあったので、おおむね見当はついていたのです。全体をやると約300万円です。高いですねぇ ...。
今回は陸屋根を覆う断熱ブロックはまだ大丈夫ということで、その分の費用が 差し引いてあります。
記載された工事見積額はざっと200万円。
ここから値引きがあって約170万円。 これです。
リフォーム営業担当にきいてみると、10年点検で外壁補修工事をやる人は7割だそうです。それが本当だとすれば3割つまり約1/3の人は補修せずにそのまま住んでいることになります。 雨漏り等の不具合が発生してから対処するのでしょう。不具合無く20年以上住んでいるというパルコンもあるようです。パルコンは時代によって造りが違いますし、家の立地環境や使い方によっても傷み具合は異なるので難しいです。運を天にまかせてひたすら住み続けるというのも、たしかにひとつの選択肢です。部分補修でつないでいくという方法も有りでしょう。
さて、それで本題。10年目でリフォーム/メンテナンスするべきかどうかの判断はいったい何なのでしょうか?
ズバリ 資金 ですな。
単純かつストレートな回答でモウシワケナイ(笑)。もう少し具体的に判断材料を挙げるならば、家右衛門の場合は以下のようになります。
・傷みは10年なりに出て進行しつつある(先行き不透明というか不安は続く)。
・雨漏りが発生してからリフォームすると内装のやりなおし等で全体的に高額になる。
・家の中で工事をやるとなると立ち会い等の様々な問題が出てくる(大規模リフォームだと仮住まい)。
・現時点であれば家の外の工事だけですむ。
・屋上を利用(歩行、植栽)しなかったおかげで屋根の工事費が軽減。
・ここで補修すれば10年先まで安心。
陸屋根全体を覆っている断熱タイルは交換せずにすむ状態。ということは陸屋根の縁まわりから下をやればいいわけです。パルコン板の継ぎ目の材料交換、再シール、外壁再塗装、基礎の保護塗装(ビームプロテクタ)など。希望すれば室内の壁紙の隙間補修もやるとのことですが、上記の理由とすでに自分で壁紙は補修済みなので室内作業は断りました。そうすれば工事に立ち会う必要もなくなります。
他のリフォーム会社との比較もやりましたが、半額ぐらいのところもあるのです。ただ、パルコンの構造がわかっていないと不安であることと、詳細な施工内容や材料まで調べないと品質を下げかねない、といった理由で今回はハウスメーカー。それにしても300万円の予想が170万円になって、嬉しいのか?嬉しくないのか? 高いのか?安いのか? う〜〜む、個人的にはこれでも安くは無いと思いますが、あとは工事の内容がしっかり施工されれば良しとしましょう。リフォームの内容を理解したうえで、将来的な業者を模索します。
昔の家に住んでいた頃からのなじみの業者もいますし、パルコンの2箇所の窓を二重窓にしてもらったコープ系も選択肢でした。ただ、世間の外装補修工事業者では木造サイディングの塗り替え例が多いので比較するときは注意が必要です。できれば鉄筋コンクリート(プレキャスト方式も含めて)の改修工事が得意なトコロが見つかればいいんでしょうけどねぇ ... 。
思えば家を手に入れて10年も過ぎれば、一般的には子供も大きくなって学費やらなにやらでたいへんですよね。 なにか節約できるものがあればそれを見直して資金捻出するのも一案。ウチの場合はちょうど車を買い換えて10年目でもあるのですが、ここは車の買い換えをやめて、かわりに住まいに投入します。 そう考えることにして資金確保。
次回は足場を組む前後の記録写真や傷み具合を詳しく見ていきます。
記事: 2016年 9月 6日
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