■ 本体玄関工事 外構工事 光(FTTH)工事
2006.4.20〜
【本体玄関工事】
前記のとおり大成建設は土間と玄関の階段2段めまでを担当します。今朝は2人の職人さんが早くから作業をはじめています。外構界の巨人・阪神と称するべきか.... とにかくテキパキと手際よく水糸を張りブロックを積んでいます。写真には写っていませんがポーチにはスチールのメッシュを敷いて補強します。
セメントと川砂と砂利と....モルタル接着増強剤をまぜてコネてます。これを土間やポーチに打つわけです、いわゆる一種の「現場打ち」ですね。
こちらは玄関を入ってすぐの土間です。下駄箱も同居してます。約2畳弱の広さ。これを狭いと見るか広いと見るか?
土の間と書いて土間(どまもしくはつちま)と呼びます。私が幼少期を過ごした家や友達の家にもたいていは土間があって文字通り土の床でありました。土間には炊事場が隣接し、かまどがあって農機具を置いたりちょっとしたワラ打ちなどの作業もできたものです。つまり汎用スペースとして使えるくらい昔の土間は広かったのです。ところが東京の最近の住まいときたらどうでしょう、土間といってもどこを指すのかわからない人もいるぐらい狭く、実際私が住んでいた東京のほとんどの住まいも「土間」はたいてい半畳(90cm x 90cm)ほどしかありませんでした。地価とスペースの有効活用を考えるとやむおえないことですね。とても作業などできません。現代ではそういった何でも使えるユーティリティのようなスペースをリビングに求めているように思います。20畳もあるリビングでペットと戯れたり子供達が走り回ったりと、広いリビングは憧れの的といえるでしょう。こうやって新たな住まいの土間を見ていると案外広く感じます。ウチのリビングは特別広くもないので私はこの土間で独り寂しくワラ打ちに興じたいと思います........(ウソ)。
あとでコンクリートをここに流し込み硬化したのちタイルを貼ることになっています。
【外構工事】
階段の3段目から先の部分と外壁、門柱や車庫は外構業者A社が担当します。さっそくこちらもコンクリートブロックが搬入されて一部の外壁が組まれているところでした。雨水舛や汚水升の塩ビパイプがニョッキリとエントツのごとく飛び出ています。以前指摘した箇所です。これをすべてカットして高さを詰めます。それにしても周囲に放置してあるフェンスやハシゴをさっさと撤去してほしいものです。外構業者いわく資材が邪魔で作業しづらいとのこと...... またS監督に電話せにゃ。
外壁はお隣さんの邸宅や外構との調和を無視できません。たまに「自分の所有する外壁だから俺の自由にやるんだ」なんて人もいますが一般的には周囲にならうことが多いようです。ここにはまだフェンスは設置されておらずその支柱の穴だけが開いています。そういえばフェンスに引っ掛ける半球状の花鉢がありますが自分の敷地側に花を見せるように掛けるとお隣さんには花鉢のキタナイ側(お尻)を見せることになり非常に失礼なのです。また塀の代わりに生垣はどうか? 秋には枯葉がお隣さんにどんどん落ちて掃除がタイヘン。そんな基本的なマナーにも気をつけたいものです。外構A社のM社長いわく、気の利いた外構業者はお隣さん側の壁面も綺麗になるよう最大限の努力と工夫をするものだと申しておりました。これもまた「お互い様精神」といえるでしょう。
【光工事】
さて、21世紀のインフラとして欠かせないのがインターネット環境。というより今後は放送や電話などの多様化した通信サービスの軸となるであろう重要な環境です。光サービスは東京電力など各社ありますがワケあってNTTのBフレッツにしました。光エリアに住むことが前提だったのでADSLは最初から考えていません。もちっと料金を安くして欲しいですがそれは時間の問題でしょう。
工事は2人で作業しています。光業界のジョン&パンチともいうべき名コンビです。インターネットと光電話を契約します。光電話は月額500円で仕事のFAX専用に使います(といってもヴォイスも使えます)。以前にも書きましたが私にはFAXはとても重要。出版社と原稿/ゲラのやりとりしたり、CDのディストリビュータの報告を受けたり、海外の通販や研究者との情報交換にと大活躍なのです。そんなの全部インターネットでできるじゃないかって? それが海外は都心部から少し外れると日本ほどインターネット環境が整っていないことも多く、また日本でも曲のリクエストとか昔ながらの体質というか習慣でFAX使いたがる人が多いってコトなのです。
ともあれ1時間程度で光の工事も終わりました。さっそく光電話を使って動作テスト。NTTの時報サービスに電話をかけてみたり.... 意味も無く知り合いに電話かけてみたり..... 問題なく機能してます。フツ〜の電話です、当然ですが。
さて、どの工事も順調のようですから今日はそろそろ帰ろうかな........ と思っていたら雨が降りはじめました。工事業者は皆引き揚げていきます。私も現場を後にして仮住まいのマンションへ戻ります。基礎の打設や建方の前後はかなり神経を使いましたが最近は幾分か気分が楽です。外構なんていつでもやりなおしができますから多少の問題が起こっても慌てません。
【翌々日】
雨はあがっていますが早朝に地震がありました。震度3程度です。いちおう今日も現場に向かいます。
すると玄関の階段部分に亀裂が........ (以下写真参照)。
そしていよいよ今週の「その時」がやってまいります。
平成18年4月24日 階段の亀裂を確認した瞬間です。
まぁ、現場打ちのコンクリートなんてこんなもんですよ。初期硬化が終わらないうちに雨が降って水分量が増し、翌日乾燥して収縮が追いつかず亀裂が発生。熟練した職人2人が念入りに作業しても自然の気象変化には勝てなかったようです。せめて雨よけの養生をするべきだったのです。 写真を撮影してS監督に報告したところ地震が原因ではなくやはり雨によるものであろうとのこと。さっそくモルタルで埋めてやりなおしてもらいました。
さぁ、気にせずどんどんいきましょう。次は気密度の測定です。パルコンは低断熱・中気密住宅と言う人もいますが果たしてそうなのでしょうか? めったに測定されることが無いパルコンの気密度。その真相やいかに! 次号、乞うご期待!
今週は亀裂の階段を見ながら「その時、亀裂が動いた」をお別れしたいと思います。
また来週お目にかかりましょう、さようなら(NHK:松平アナウンサー風)。
(♪エンディングテーマ)
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