この記事は2007年6月に2007年1月〜2月の様子を書いています。
■ Palcon 冬の住み心地
2007年1月5日 住み始めて8ヶ月経過
さて、2006年5月から住み始めてから約8ヶ月が過ぎました。暖冬とはいえ気温は零度近くまで下がり、近所には霜も降りているようです。冷たい大雨が何度か降って屋外は湿度の高い日も多いです。パルコンの場合は冷暖房の効きが非常に良いと前にも書きましたが、実際、夏の暑い日はいったん冷房をかけるとみるまに室温は下がります。コンクリートが蓄熱しているのですぐにエアコンを切るわけにもいきませんが自動運転にしておけば余計な電気代もかかりません。ほんのり室内が暖かいというのは夏場はキモチワルイですけど(笑)。よく言われるのがコンクリート住宅(マンションを含めて)は2階以上の部屋では夜でも暑くてたまらん!...と。たしかに、日中の日差しをモロに受けてコンクリートは蓄熱するのでその傾向はあります。でも、私の住んでいた前の木造一戸建ての3階部分の夏の暑さはこんなものではありませんでした。陽のあたったフローリングや出窓の枠に手で触るとヤケドしそうに熱く、じっとしていても十数秒で汗だくになりました。そしてまた1階は涼しい、というのもパルコンユーザだけでなく多くの方が述べているとおりの傾向だと思います。庇を付ければいいじゃないかって? 家右衛門は個人的に庇は嫌いなので付けません。
カッコワルイぐらいならツライのを我慢するわい! 家右衛門
あ、いや、その、......... なんとか工夫します、はい。
冬はどうか? 暖房は良く効きます。でもそれ以前に夜間の室温はあまり下がりません(せいぜい15度ぐらいまでかな?)。昼間に天気がそこそこ良ければ蓄熱して夜でも寒くありません。朝になって玄関のドアを開いたら「あ! 今日はこんなに寒いんだ。」と、いうことでもう一枚上着を取り出すことになったり...。2階に比べて1階部分はやや寒いようにも感じますが、思ったより差を意識しません。残念なことに今年の東京はまともな雪が降りませんでした。来年の冬にあらためて住み心地を報告できればと思います。あえて言うならば床暖房はとってもアリガタイです。可能な限り床暖房は設置するべきと思います(但しガス温水式。電気式はダメ)。
もうひとつ気付いたのが湿度の影響です。マンションなどでは押し入れにカビが生えるという話しをきいていたのでコンクリート住宅は高気密度がゆえの宿命と思っていましたが、タルカスのおかげか?今のところカビの発生はまったくありません。秋から冬にかけての数回の大雨の時期に浴室を含めて納戸や押入をチェックしましたがひとまず我が家にはカビは見られませんでした。あと、温湿度計を建物内にいくつも設置して計測して気付いた点は、前日の気候(湿度)に翌日の湿度は依存するということです。雨の日の翌日はやや湿度が高めですし、晴れた日の翌日は湿度も低めです。今年の梅雨はどうなるか、注意深く観測したいと思います。
・冬季の朝から昼過ぎの外気温は約3度〜約21度 湿度は約25%〜約50%(雨天時は60〜70%以上であることが多い)。
・このときの室内は約15度〜約25度、湿度は約40%〜約50%(雨天でもあまり変わらず:翌日やや高め)。
なんだかんだ言っても最後は個々の立地条件や家の構造にもよるので上記はあくまで家右衛門邸の一例と御覧ください。
タルカスのフィルタチェック
住み始めて3ヶ月後の2006年7月26日にもタルカスのフィルタを清掃しましたが今回の8ヶ月後の状態はどうでしょう? まずは外気を取り込むV型フィルタを開いてみました。
ありゃまぁ.... 御覧のとおりけっこう汚れています。しかし掃除機で吸い取れば綺麗になるのでひとまず使い続けます。素材の状態からみると掃除機と洗剤できれいにすれば数年は問題なく使えそうな気配。
それで、こちらは屋内循環用(リターン)のフィルタです。8ヶ月も経つとホコリや汚れが目立ってきます。掃除機でも有る程度汚れは除去できますが紙製の蛇腹フィルタなので入念に清掃しようと、いじりまわすと傷んでしまいます。程々にしてクリーニングはオシマイ。自動車のエアフィルタと良く似ていて車の場合も定期的に交換すれば心地良いことを考えると、次の1年点検ではこちらのフィルタは交換したほうがよさそうです。カテキンフィルタもこれに重ねてありますがヘタリ具合はよくわかりません。
法定の換気口を撮影してみました。冷蔵庫の裏手にたたずんでいます。タルカスで換気しているにもかかわらず、冬はけっこうなスキマ風が入ってくるのでいっそ塞いでやろうかと思うのですが、我が家は超高気密なので窒息死すると困るので(ないない!)このままにしておきます。それにしても冷蔵庫というのはどうしてこんなに熱を出すんでしょう? 冬はさほどでもありませんが夏はでっかい湯たんぽのごとく筐体が熱くなり、近くに寄っただけでムッ!とします。コレも地球の温暖化の原因なのかなぁ? でも冷えたビールはやめられんしなぁ.....。
2007年1月25日 陸屋根チェック
たまには屋根もチェックしましょう。我が家は屋上利用しないのが前提なので階段はありませんので脚立を使って屋根に登ります。陸屋根なので真ったいら。枯葉とか砂埃とかゴミがいっぱい落ちていると思われます。カラスがボールとかを排水口に置いてったり、北風が近所の枯葉を運んできたり....... 覚悟して掃除用具を持って登りました.......が、御覧のとおりチリひとつない綺麗な一面。なんで?
Palcon仲間の話では断熱タイルの割れも時々見られるとのことで、すべてチェックしましたが1箇所も割れていません。おっかしいなぁ..... 。
防水塗装と固定用のモルタルまんじゅうもひととおりチェック。サンドイッチ金具も排水口もまったく問題なし。 陸屋根全体はドーム状のふくらみを施工時に確認しているので水はけも問題無いようです。コケやカビのたぐいも見あたらず。いいのかなぁ、何も不具合が無くて。何かひとつぐらいトラブルがないとホームページのネタに困るじゃないか.......... 。 肩を落として?屋根から降りる家右衛門。きっと昨夜のうちにどこからともなくやってきた大成建設のおじちゃんたちが綺麗にしてくれたのでしょう。
2007年2月8日 構裏庭水没 透水管工事 花壇
冬のあいだに数回の大雨を経験。そのたびに花壇が見るまに水槽に.... なっちゃ困るんだけどなぁ......
。
御覧ください、見事な御池。外構業者が必要以上にキッチリと花壇を作ってくれたようです。
粘土質の土壌は雨水のはけが悪く御覧のとおり水溜まりができてしまいます。ほっとけば地下に浸透し、一部は蒸発するのでしょうけどあまり気持ちの良いものではありません。この写真の状態から水は3日間ほど残留したのち地下へ浸透していきました。コケが生えても困るし、ジメジメするの不衛生なのでそうなる前に対処します。
外構業者のM氏に電話して写真を見せて改善の工事を依頼しました。
数日後............ 透水管を埋めてこの周辺の雨水を雨水舛へ導く作戦です。以下の写真が透水管で雨水舛へ雨水を導くしくみです。
これが透水管の一部。ビニールの繊維でできたクロスが埋められています。砂利からこのクロスへ、そして排水パイプへ導くわけです。でも、こんなカンタンなしくみでちゃんと水はけが改善されるのか、正直なところ疑わしいです.... 。次の雨を待って様子を見ましょう。
............ はい。次の写真のとおり、雨が降っても今度は排水がバッチリです。単純なしくみですが透水管のおかげでいつもサラサラ。ミニ花壇の水はけもなおしてくれました。スッキリした小庭の空間を楽しめます。この庭、大きな花壇とか物置とか茶室のひとつも建てられる広さがあるんですけど.....あえて何もしません。石を2〜3個置いて枯山水でも楽しみましょうか。
スペースがあるからといって、あえてモノを置かないのが私のゼイタクなのです。 家右衛門
例えば植栽の道具とかプランターや肥料やじょうろとか.... 生活感のあるものを家の周りに置くのが私は苦手なんです。自転車すら置きません。
でも、それって意外と難しいことなんですよね。
プチ暖房器具導入
真冬の寒さがどれくらいか、このところ様子をみてきました。エアコンの暖房をゆるめにかけておけば室内はまったく問題なし。屋外が氷点下に近い日は今まで使っていた小型ヒーター(トイレとかに設置するヤツね)を廊下に置いていたのですが、そのヒータが不調なので火災になる前に処分しました。かわりに何か補助的な小型ヒータでも買って備えようと思って、1台買いました。松下のDS-F1200というセラミックファンヒータです。1200というぐらいなので1.2kWです。半分のパワーでも充分ですけど。
買ったのはいいですが、今年は暖冬で、ほとんど出番がありません。ひとまず脱衣所で使ってみることにしました。来年の冬はどうなるんでしょ?地球の温暖化でコレは不要になっちゃうのでしょうか? それはそれで困った問題です... 。 私は積極的なロハス推進派でもないのですが、やはり環境への配慮は可能な範囲で努力したいと.... エアコンの暖房を1度上げるかわりに厚手の靴下を履こう。
2007年1月25日 CDラック壁収納家具ピタリオ
CDラック壁収納家具「SHIRAIのピタリオ」が届きました。組み立て式で2つの扉付きCD/DVD/VHS-Video兼用ラックと間の棚板数枚の全てのセットで送料込みで3万円ぐらいです。決して高品質な仕上げではありませんがシンプルなデザインで、ラックや中間棚板のサイズも各種あるので部屋に合わせて選べます。天井に転倒防止のつっぱりも付いて安心(^_^)
さきのアルボシェルフに比べれば組立はカンタン。小さい部屋に設置したのでデジカメの広角レンズ一杯でなんとか撮影しました。
参考サイト:いー家具ねっと
2007年2月17日 温湿度測定
さて、今日も温湿度を測ります。朝8時半です。気温(屋外)は約5度。室内(1階)は御覧のとおり16度41%です。
室内のエアコンの暖房は切った状態です。前日はエアコンの暖房もセラミックヒータの暖房も一切運転していません。加湿器も運転していません。屋外の湿度は前日が曇りだったせいか、このときは約70%でした。
次回の報告は「Palcon 春の住み心地」です。
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