この記事は2007年4月に2006年9月の様子を書いています。
■ 温湿度計追加設置、外壁と車庫床塗装補修、パルコン夏の住み心地
2006年9月1日 温湿度計を大量導入
今まで2台の温湿度計を使ってずっと温湿度を測ってはいたのですが、建物内のいくつかの場所にそれぞれ常設したほうが良いと考えて温湿度計をおもいきって8台ほど追加購入しました。以前住んでいた家にも全ての居室にはアナログ針式の温湿度計を設置していましたが今度の家はデジタルです。数台買うときはまとめて買わないとロットによって誤差のばらつきが大きくなってしまいます。かといっていきなり5台とかまとめ買いするとすべての指示が揃って大きな誤差を含むことになりかねないので難しいです。
そこでまず、いろんな店でメーカーや型番の違うものを4台ほど買いました。当然ながらハズレもあります。そこで、気象情報と現在まで使ってきた温湿度計、そして車の温度計などを見比べて、「おおむね実際の温湿度に近いであろう」という1個を決めます。そしてそれを売っていた店に出掛けて同じモデルをまとめて6個ほど(なるべく同じ陳列棚)を買うと誤差はほぼ同じになります。こういった計器はとりわけ湿度計測は誤差が大きいので注意が必要です(15%ぐらい平気でバラつきが出る)。
写真を御覧になれば温度はどれも精度が高いのがわかるでしょう(実用上は充分)。いちばん奥の温度計は屋内と屋外を同時に測るためのものです(屋内約26度、屋外約20度)。湿度は50%〜52%の表示でわずかに差がありますがおおむね揃っていると考えます。真値はわかりませんが我が家の従来の湿度計と気象情報などを総合して考えると大きな誤差ではなさそうです。今後はこれらを各部屋に設置して計測を続けようと思います。
ここ数日は晴れて昼間の気温は30度程度で非常に暑いかと思えば朝夕は17度ぐらいまで下がって肌寒いです。最近の湿度は昼間は50%前後ですが陽が落ちると75%程度ぐらいまで上昇しています。上の写真は夜8時頃の状況。
このあと夜11時頃の外気温は18度75%ぐらいになって寒いです。対して屋内はどこも25度50%ぐらいですから寒がりの私には心地良いです。
● シンワ測定(株) http://www.shinwasokutei.co.jp
デジタル温湿度計A 品番72948 -5度〜+50度 30%〜95% 単四電池1本で駆動 108 x 102 x 20mm
ホームセンターで1台3000円ぐらいでした。
2006年9月2日 敷石と車庫の境界ハガレ 複層サッシ二重窓の測定
暑い! どうしてこんなに暑いの? 地球の温暖化? 不都合な真実です。
今日は車庫床の補修に職人さんが来ています。夏場のセメントというのは何かと不具合が出るのかもしれません。以前施工した外構・石盤のアプローチと車庫のコンクリートの境界部分のモルタルが割れて剥がれてしまったのです。もちろん無償でなおしてくれます。今回は硬化剤を混ぜたモルタルを使うとのこと。おかげでその後の不具合は発生していません。暑い中、御苦労様でした。
今日はあまりにも外の気温が高いので室内との差を比べてみることにしました。パルコンの1階の居室は防音と断熱のために我が家は複層ガラスのサッシをさらに二重に設置してあります(壁もフカしてあります)。おかげで遮音もエアコンの効果にも満足しています。計測は前述の温湿度計を使いますがRC壁とサッシ枠とガラス板の輻射熱のために誤差を生じやすいのでコルク板を敷いて背面にもコルク板をあてています。写真を御覧ください。この日の気象庁の発表によるとこの地域の気温は約30度。写真の外気温34.5度は直射日光の影響が大きいのでしょう。室内はダイキンのエアコンを27度に設定して運転させているので写真のとおりしっかり約27度に保たれます。そして外気温と室内との中間にあたる二重窓の空間は35度です。室内は快適で、これ以上エアコンの設定温度を下げようとは思いません。ちなみに外のサッシはアルミ製で屋内のサッシは樹脂製です。
湿度に注目すると屋外はやや乾き気味の41%ですが室内は53%です。エアコンは断続運転するので電気代もたいしてかかっていません。前に住んでいた木造3階建ての場合、真夏日は冷房を常時フル運転状態であったことを考えるとパルコンは機密性が有利に働いていると思われます。
サッシを閉じると遮光されて中間層はかなり低めの温度になるので、それに伴って室内のエアコンもさらに運転がゆるやかになります。
2006年9月6日
【人それぞれの快適について】
外から帰宅してエアコンが動いていない状態で温湿度をチェックしてみました。夕方18:30 屋外:気温22度湿度88% 小雨
2階居室:28度52%
1階居室:27度56%
1階納戸:27度57%
1階床下(システムフロア):26度68%
昼間は30度を超える、うだるような暑さで真夏日でした。計測結果を見ると湿った空気は重いので下へ降り、逆に2階のような高い場所は湿度が低めになるということでしょう。床下はこんなもんでしょうね。コンクリートの蓄熱効果のせいか、この日は夜23時になっても温度と湿度はこの状態のままほとんど変わりませんでした。湿度が50%程度なので暑苦しいとは感じません。むしろ明け方の肌寒い時間帯は屋内はどこも24度55%程度になって心地良いです。この時期の夜はエアコンを運転するかどうかは微妙なところです。窓を開ければ涼しいものの、湿度が90%近くになってしまうので、そんなときはエアコンを27度ぐらいに設定してゆるく運転しながら過ごせば電気代もたいしてかからず屋内の温湿度は快適に保たれます。家右衛門家では高湿を嫌う傾向があります。
コンクリート住宅がカビるとか、湿気が溜まるという話しも耳にしますが、少なくともこのパルコンではあてはまらないようです(他のパルコンはどうかわかりません)。こんな気候の日は我が国ではよくあります。換気システムを持たない家屋で窓を開ければRCでも木造/2X4でも気密度の高い家なら湿った外気が侵入して屋内に湿気が溜まるのは当然でしょう。ただ、「快適かどうか」は個人差があるのでたとえ窓を開けて湿度が90%であっても涼しく感じればそれを「快適」と言う人もすごく多いのです(私の周囲にもたくさんいます)。
住まいについての快適さについてしばしば複数のハウスメーカーが比較議論されますが、実際に住んでいる人の意見は案外頼りにならないのかもしれません。むしろ住まいの温度・湿度・通風・日照などは自分に合わせて調整することによってはじめて「個人的な快適」を実現できると思うのです。冷暖房の設備やガス・水道関連についても感想を述べたサイトがたくさんありますが、それぞれの住まいの気候、地形、風通し、日照度、間取り、窓の数、家具やカーテンの種類と配置、さらに家族構成やさらにその家族でも個人ごとの快適基準が異なるわけですから、比較は困難なはずです。冷え性のお母さんと体温の高い赤ちゃんと汗っかきのお父さんが一緒に住む家もあれば、私のようにやたら湿度に敏感で多湿を嫌う世帯もあるんです。
久しぶりに家右衛門語録に追加しておきましょう、
「住まいの快適さの比較は困難」
そして現実には個々の問題が大きいと思います。
「自分の快適は自分でなんとかしよう!」
2006年9月21日 外壁ライン出しと車庫床塗装補修
パルコンに住みはじめて5ヶ月が過ぎようとしています。春から夏、そして秋にかけて過ごした限りでは非常に快適です。夏の暑さについては陽あたりの良い陸屋根と2階部分はそれなりに暑くなるのですがエアコンが異常に良く効くので冷房のスイッチを入れるとすぐに涼しくなり、そのあともエアコン自体は静かに断続運転するので過ごしやすいです。1階は隣の家屋の日陰もあってか比較的涼しくてエアコンもほとんど動かしていません。パルコンの1階は暑いとか、涼しいとか議論しても無駄だと私は思います。結局は個人の家の周囲の状況にもよるのですから。
さて、今日は塗装屋さんが細部の手直しに来る日です。そうです、引き渡しはとっくに終わって住み始めていても、まだいくつかの不具合箇所の手直しが残っていたのでした。例えば玄関のブルーグレーのライン出し作業(キッチリ直線に仕上げる)。一般の人が見ても「この塗装のどこがマズイの?」といわれそうですが、じつは第三者監理のM氏が竣工までに指摘した箇所のひとつです。つまりプロが見れば仕上げに不満があるということですね。他にもいくつか指摘してもらっていたので一気に片付けます。
ここも監理に指摘されていた箇所です。サッシ周囲のコーキングの塗装を補充します。けっきょく、すべてのサッシのコーキングについて塗装を強化しました。耐久性はこれで充分なレベルでしょう(ちょっと過剰なほど)。
さぁ! いよいよ今週の「その時」がやってまいりました(しつこくNHK松平アナウンサー風)。
悲願のその時、キーボックスが我が家を離脱する瞬間です。ついでに塗装のライン出しの美しさにも御注目。
車庫床塗装補修
じつは、この日は他の業者も補修に呼んであります。私は忙しいのでいろんな用事はまとめて片付けます。前に塗装した駐車スペースの一部に塗装の剥離が見られたため、タッチアップにやってきたのです。原因は部分的な厚塗りのために塗装膜が浮いていたのだとか。結局は入念に補修してもらって何事もなかったように修復されました。些細な問題にも丁寧に対処してもらっています。
本日ですべての残工事がいちおう完了。ホントの竣工といったところでしょうか。ふぅ........ 。
引き渡しから5ヶ月が過ぎましたがいまだに3ヶ月点検の気配はありません。まぁ、こまめに残工事を処理してきたので、なおすような箇所はひとつもありませんが.......。
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