この記事は2007年3月に2006年6月、7月の様子を書いています。
■ パネルカーペット、防犯ガラス、階段滑り止め、通気ガラリ、アルボシェルフ、紙巻器、ドアレバー
2006年5月11日 タイルカーペット
タイル/パネル状のカーペットを買いました。フローリングの上に敷き詰めます。作業部屋に関しては今回の住まいのコンセプトのひとつでもある「防音」のために工夫を惜しみません(お金は惜しみます)。コンクリート住宅になので防音・遮音性はもともと高いはずですが音源の種類によっては漏れがあり、室内の響き過ぎも抑制する必要があります。床の反射音は意外と大きいので吸音効果のあるパネルカーペットは効果的です。
近所を散歩していて気付いたのですが、ピアノや歌やテレビの音声はたいていの家が漏れまくり。しかしそれは昼間での話。さすがに深夜はピアノは弾かないようです。私が求めているのは深夜でも問題無い程度まで音が漏れないという点です。完全防音でなくてもいいのです。本来なら防音室の専用設計を行って、専門の工務店に依頼します。いわゆる室内にもうひとつ箱を作って囲む方法が定石にして確実。その場合、8畳ぐらいで費用は300万円程度から。真剣に考えているならそうするべきです。屋根も低くなり、部屋も狭くなり、明かりも制限されますが防音・遮音・吸音の効果は高い次元で確保されます。私は当初、地下室も検討していましたが予算と水の問題から除外しました。最後は虫の発生の問題などもあってキッパリあきらめました。
しかし私はあえて小細工でそれに近い効果を得ようとたくらんでいたわけです。ノーマル標準仕様のパルコンに二重窓装備、開口部を少なくして、防音ドア、予備遮音室(書斎や納戸を隣接)を設定した間取り、吸音カーペットなどなど。結果からいえば、これで専用設計の防音室ほどの効果は無くとも実用上充分な効果が得られました。とくに効果がみられたのは複層ガラスの二重サッシ(しかも腰高サイズ)と窓を少なくしたことでしょう。暗くなりがちなので照明器具は必要以上に明るくします。結果的には小細工程度で満足のいく状態になったので、パルコンにしたのは間違いではなかったようです。
では何も防音対策をしないパルコンはどうなのでしょう? 住み始めてコンクリート住宅の遮音性の高さを最初に実感したのはむしろリビングでした。リビングにはカーテンもカーペットも無しのフローリングなのでけっこう室内は響きます。家内がリビング内で耳をふさいで大音響に絶えながらテレビの音量をリモコンで極限まで上げても屋外では虫のさえずりのほうが明瞭。テレビの音はまったくというほど屋外には漏れません。深夜静まりかえった状況で実験したのでこれは間違いありません。ただ、インターホンのピンポ〜ン!(800Hzぐらい?)という音は思ったより屋外へ漏れます。テレビ音声はまったく漏れないのにインターホンのピンポ〜ン!は漏れるというわけです。ちょっと不思議に思われるかもしれませんが、音源の種類によって性質が異なるためです。例えば防音を本格的にやるのであれば防音室の設計は楽器の種類によって変えなければなりません。打楽器、管楽器、弦楽器、鍵盤楽器もオルガンとエレクトーンとチェンバロとフォルテピアノとではゼンゼン鳴り方は違いますし、弦楽器も弓でひくのか指ではじくのかによって対処は少しづつ変わってきます。マリンバとピアノとでは音の性質は異なります。部屋を録音やオーディオルームに使うのであれば造作で平行面を避けて台形か異形に変更したほうがいいでしょう。そういえばPalconでもアトリウムを台形にしたコンサート仕様の建築例がありましたね。図面を含むPDFファイルで公開されていますので興味のある方は検索してみるといいでしょう。ちなみに我が家で録音した演奏がCDになって市販されていますが、部屋を異形にしなくとも機材のセッティングで実用上はスタジオとして使えるレベルになるのです。こんなところでコンクリート住宅の基本性能が発揮されたりするわけです。
おっと、話が逸れてしまいました....... 。パネル状のカーペットは様々なメーカーから販売されていますが安いものは40cm四方で300円ぐらいから。色や素材もじつに豊富。値段も豊富。とくに吸音・遮音の効果を高めた製品もあります。汚れたり傷んだらその1枚だけ新しいのを買って交換すればいいのですが、入手困難なマイナーな銘柄だと面倒なのであとあとのコトも考えて選びましょう。吸音や防音には比較的重いものが良いようです。あとは掃除のしやすいものとそうでないもの(ループ状起毛等)とがあります。起毛の織り目が隣同士で90度向きをかえるように敷いていきます。
余談ですが、東京に住んでいると「選べる喜び」を痛感します。少年期に過ごした田舎は選択の余地が無いというか、ようするにすごい田舎でした。ネットなんて無い時代だったので靴一足買うにも選択肢は限られていました。Nikeが欲しい.....でも売ってない。雑貨、食料品から家具、ハウスメーカーまで.... 上京してからというもの「選べる東京」には圧倒され続けています。イギリスに住んでいる仲間ですら東京に来ると「ロンドンでは商品の選択肢が限られるんだよ。東京は何でも世界屈指の品揃え。」と言います。むしろ過剰で選択に迷う田舎者の家右衛門..... 。
パネルカーペットは写真のようにカッターでサイズ調整できるのも魅力です。私はフローリングは冷たいのであまり好きではなく、かといって畳もメンテナンスやカビの都合で敬遠してきました。ですから今まで住んだ家々もカーペットはよく使ったもんです。たいていは特注して部屋ピッタリにサイズを合わせた1枚物のカーペットを使っていましたが、汚れると掃除がたいへん。傷んだらまるごと交換するしかありませんでした。そこで今回からパネルカーペットを採用となったのです。
2006年5月28日 防犯ガラス
人がくぐれるようなサイズの大きめの窓や扉は防犯性を高めるためにフィルム施工や衝撃アラーム設置のほか、特殊な樹脂層を持つ防犯ガラスに入れ替えることにしました。この日は警備会社から工事が来ています。最近のパルコンは空気層を持つ複層ガラスが標準であることはすでに紹介しましたが次の写真はそのサッシのフレームです。ガラスを除去して作業員いわく「あれ? 水が溜まってますよ。」とのこと。通常は雨水を抜くための水抜き穴が必ずあるはずですが御覧のとおり。作業員は「こんな基本的なことがなってない。」とあきれ顔。サッシ類は大成建設の特注ですからトステムに対して指示していないのか? 業者が忘れていたのでしょうか、それとも工場で穴を開けわすれた? 結露の問題はじつはこういった単純なミスが原因だったりして..... 。ともあれ作業員が水抜穴を開けてくれました。ちなみに矢印はガラスの保持固定用ゴム。
搬入した警備会社の新しいガラス(すごく重い)に入れ替えてフレームを組み直してようやく一段落。加えてフィルムを貼り、補助キーを追加してアラームと通信機能を組み込んで終了。住人ですらうかつに開閉できない扉/窓のできあがりです(笑)。
2006年6月11日 階段滑り止め
引き渡しのときにクリーニングが入って床にワックスを塗ってくれたのですが..... これがお世辞にも良い品質とはいえず。なかなか完全に乾かないうえに容易に足跡が付き、しかも良く滑る。結局、玄関や廊下やリビングは自分で剥がして塗り直しました。今まで使ってきたワックスのなかでもお気に入りのリンレイ製です。どこにでも売っていて値段も安いのですが、すぐに乾き、滑らずに耐久性もさほど悪くないのでずっとコレを使ってます。
それで、...........やっちゃいました。ワックスの塗りなおしを忘れていた「階段」でスッテンコロリ.... 実際にはそんな穏やかではなくドカン!と落ちた、というべきでしょう。腰を打ち、両手と足にも打撲及びすりむいて出血少々。しばらくのあいだ苦しくて身動きとれず.....2〜3日は安静。
そんなかんだで、買いました、コレ!
そう。階段の滑り止め。川口技研の「スベラーズ」 定番アイテムですな。
まるでゴスペラーズみたいな商品名です。そういえば以前住んでいた3階建ての家では入居してすぐにこれと同じものを付けたのでした。今回もさっさと付けておくべきでした。蓄光性微光ライン入りで夜も安心。14本セット。長さ670mm 塩化ビニール製 色は茶色、ほかに薄茶色も見かけました。万が一、転倒して階段のカドに身体があたってもダメージを抑制する工夫が施してあります。川口技研エライ!
川口技研というぐらいですから当然ながら?埼玉県川口市の会社です。製品のパッケージをよく見ると...「階段死亡、約一日2名」と書いてあります。ひぇ〜〜! 死ぬ人が2名ならば半身不随とか頭蓋骨陥没のような重大な事故はもっと発生していると思われます。私は転んでものすごい音がした瞬時に「アカン! ワシももう終わりじゃ。家のローンが..... 」などと頭をよぎったのも事実。もうちょっと打ち所が悪ければ深刻な事態になっていたでしょう。ローンの三大疾病特約に階段転倒も加えて欲しいものです。どうやら軽く見てはいけないらしい........ 4179円で買いましたが悲劇を考えれば安いものです。たいていの家は13段なので14本セットで足りますが、最近はバリアフリーとか親切設計とかで階段の傾斜をゆるくして段数も増やす傾向があります。我が家はスタンダードな13段でセッセと自分で貼って設置完了。
2006年6月16日 通気ガラリ追加
パルコンにはタルカス(我が家ではタルカスe)という24時間換気システムが付いてます。牛乳のカルダスでもなければ、スズキ自動車のカルタスでもなく、松下電器のタルカスです。詳しくは大成建設のカタログを御覧いただくとして....。我が家のパルコンにはこのカタログに書かれている「床下換気口」なるものがひとつも見あたらないのです。
住み始める前から気付いていたのですが、住み始めて確信。床下(システムフロア)は換気していません。しかも防音した作業部屋はドアを閉めると天井からも吸気しません。防音ドアはパッキンがドアを一周してアンダーカットがありませんから、つまりその部屋の空気がまったく入れ替わらない状態になります。打ち合わせの段階でこれを指摘したところ営業も設計も監督も「防音室なので換気は期待できない....。」とのことでした。しかし、その数ヶ月前には「床下も換気の対象」と同じメンバーから話をきいていました(録音にもちゃんと残っているのだ)。
さて、そんなときにパルコン仲間と連絡をとって床下換気について意見をきいてみました。某氏からの返事のメールによると....
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床下換気(基礎部分)の件ですが、我が家を担当している第●事業所設計室長の●氏によると、
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1階の床がPC板からシステムフロアになった時点で、タルカスの換気系統からは外して、個別に
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外に排気する方式とされたとのことでした。「少なくとも首都圏地区ではそうです」と、言っておられました。
ありゃ? 初耳です。別途排気ファンでも設置して床下だけを換気するのでしょうか? 謎です。
ともあれ、我が家では床下はまったく換気されていないのは事実なのでS監督に修正を依頼しました。私の主張を理解していただき、今日はその工事です。久しぶりに大和田獏さんの登場です。今回もいい仕事します。一日で1階の数カ所の部屋に床下換気用の通気ガラリを設置してくれました。通気ガラリは(株)キョーワナスタ製でフタの脱着ができて内部にはフィルタも備えています。
工事終了後に線香を使って屋内全ての部屋の空気の流れをチェック。もちろん床下も。結果的には床下も換気されるようになったのです。そんなかんだで、我が家ではタルカスの換気システムに床下がようやく組み込まれました。
備考:その後、住み続けてから各居室のドアやクローゼットのドアの開閉によって床下への通気量をコントロールできることに気付き、季節や部屋の使用目的によってドアを開閉してみることにしました。
注意:勝手に他の業者を使って手を加えると保証の対象から外れることになるので注意してください。今回は大成建設のS監督了解のうえメーカー(松下)の許可をとって施工しています。
2006年6月22日 アルボシェルフ
パルコンは壁式住宅なのでコンクリート住宅にもかかわらずマンションのような梁(はり)がありません(よっぽど広い部屋は除く)。それで収納は当初からの課題でした。しかし間取りやゾーニングの打ち合わせの段階では納戸を物置きとしたり家具で解決することにして、あまり本格的な収納については考えませんでした(凝ったことをすると価格も上がるしねぇ...)。
それでも昔から壁収納や空間活用には興味があって、とくにip20の壁収納できるベッドにはウットリしたもんです。ちと高価だけど...。
http://www.ip20.co.jp/cgi-bin/ip20/web/installation2.cgi?hNCODE=155
引越してきて荷物の段ボール箱を開梱していくと、みるまに部屋はいっぱいになり足の踏み場も無くなる有様。う〜〜〜ん... 。なるべく不要品を破棄して整理整頓.... にも限度があります。戸棚が必要。そこであれこれ捜して見つけたのがアルボシェルフです。わかりやすくいえば組み立て家具ですが、自分でパーツを選んでカスタマイズできたり、あとから追加・分離なども可能です。たしか、日本で企画してオランダでデザインされたものを中国の工場で生産しているとか... 。
アルボシェルフ:http://www.alboshelf.jp/
eインテリアのサイトにも解説があります:http://www.einterior.co.jp/albo.html
パルコンの天井は標準でも2.5mありますが、今回は延長パーツを使ってギリギリの高さの壁式収納戸棚を作ります。下段には引出しユニットを備えて重いものを入れます、軽作業やパソコンが使えるように簡易テーブルも付けます。奥行きは30cmにしました。フタ付きボックスや引出しボックスはコスト高なので安くあげたい場合は平置きの棚を多くすればいいでしょう。これだけの規模になるとプランニングだけでも頭から蒸気が出ますが、実際にはラフスケッチを描いてお店に持っていけば専用のパソコンソフトでこまかい部品は自動的にリストアップしてくれます。ホームページでもシミュレーションソフトが公開されています。
ここまで大きいと組み立てるのにたいへんな労力がいります。たぶんこんな複雑な注文をした人は他にいないかもしれません。写真だけではわかりづらいですが似て異なるパーツがあるので上下や左右を間違えないように慎重に行う必要があります。補強のバーも必要。延長部分のカバーはピッタリの長さが用意されていないので自分で長さを測ってピラニアソーで切り出しました。組み付け精度も適度に確認しながらやらないと最後にボルトが締まらない、なんてことになります。まぁ、小規模のものならこんなに神経質にならずともカンタンですが...。ちなみに地震に備えて転倒防止の措置を忘れないように....。
以下に組み立て過程を掲載しておきます。参考にどうぞ...。
写真1 山のような荷物が運び込まれた日はちょっと後悔してみたり...
。
写真2 コツコツとパーツを組み上げていきます。なぁ〜〜に、でっかいプラモデルみたいなもんさ....
。
写真3 縦の列ごとに組み立てたあと、横隣同志を連結します。途中でテーブルユニットを追加。
写真4 ボックスには棚も任意の枚数を選べます。柱にはオプションでカバーを付けるとシャープでカッコイイ!
写真5 完成したと思ったらカバーのパーツが足りなくてあとから追加注文(完成全体写真は未装着状態)
写真6 完成全体写真
2006年7月6日 TOTO 紙巻器 YH52の改良
はやくち言葉: 赤紙巻器、青紙巻器、黄紙巻器、白紙巻器
TOTOの紙巻器 YH52
はっきり言って開発者の良識を疑う製品。異常に使い勝手が悪い。お年寄りや障害者いじめの製品といわれても仕方がないですよコレ。五体満足の大人が扱ってもイライラするし。紙が引き出せない。紙が切れない。切ろうとすると紙がブチブチちぎれるだけじゃないか! 久しぶりに頭にきた製品です。
ワンハンドカットがコンセプトらしいけど、両手でもカットできん。ユニバーサルな視点からいえば片手で操作する製品はあってもいいと思うけど詰めが甘い。丈夫なロール紙を使って、なおかつ紙を真下にていねいに引き下げ、そのあと紙を水平に戻したのち、片側からバランス良く引っ張れば、ごくたまにうまくいきます。衛生器具の取付のページでも説明しましたが日本の標準的な紙巻器の設置高さは71cm。40年前の標準は現代人には低すぎるはずです。
形状のデザインはオーソドックスな路線でよろしいと思います。問題はカットするカバーの根本にコイルスプリングが組んであってこれが強すぎるのです。摩擦も設計に反映されていない。マトモに使うには訓練が必要かもしれません。その証拠にカバーを開いた本体奥に言い訳が表記されているほどです(誰も読まないってば)。
どんなペーパーでもワンハンドでカットできるワケではない = 特定のペーパー以外はワンハンドでカットできない。
ということでしょうか。図示されたとおりに何回操作してもうまくいきません。トイレットペーパーの種類もいくつか変えてみましたが大差ありません。はがゆいばかり.....(ストレスともいう)。家内も使いづらいというので私個人の問題ではなさそうです。
このままではお客さんが来ても不快感を与えるので改良することにしました。本体を外して.... ん? こんなものにどうして3本も太い木ネジが付いているのでしょうか? M5で80mmはあります。オーバースペック? トイレで紙巻器に全体重をかけてぶら下がる人がいるのでしょうか? しかしまぁ、トイレの中でめまいがしたら迷わず紙巻器につかまればいいことがわかりました。
裏のスプリングをピンセットのようなもので外すか、もしくはスプリングの掛かっているツメをへし折ると完了。(弱めのスプリングに交換するのも一案)
とっても使いやすい!
TOTOさんに言いたい。頼むから余計なことをしないでくれぃ。やるならちゃんと吟味してくれぃ。
注意:保証の対象から外れることになるので注意してください。私は我慢できなくて改良したけど。
トイレットペーパーホルダー/紙巻器
http://www.cadbox.co.jp/toto/option/option-jyutaku-accessory-kamimaki-ki.asp
TOTO 紙巻器 YH52
http://www.cadbox.co.jp/toto/option/preview/option-yh52.asp
2006年7月7日 ドアレバー(ドアハンドル)交換
さて、これもず〜〜〜〜〜っと気になっていたことです。防音ドアのハンドル。大建の標準ハンドルは写真のとおり。これがカッコワルくて(というより私の趣味に合わないだけですが)操作も重くて扱いづらく..... 交換します。
ひとまず構造と寸法を確認するために分解してみます。高いドアでしたが意外と単純なつくりに見えます。防音ドアはダイケン(大建)のSIII A01 G3R/G3L RB8001-3**R 厚み36mm です。ハンドル機構部分はおそらくMIWA製と思われます。
さっそくアトリエ ユニオン東京ショールームへ行ってみました。あるわ、あるわ..... 汎用品から高級品、ハンドメイドの特注品までハンドルだらけ。選べる喜び... 。でも、店員さんからよくよく話をきくと寸法規格が国内は各社まちまちで欧米ほど統一されておらず、よほどしっかり寸法や型番を確認しないとスンナリ交換はできないのが普通とのこと(現場未確認によるクレームも多いらしい)。しかも寸法が合っても強度に違いがあったり、厚み調整プレートの有無とか、右吊元か左吊元かも注意しましょう... 思ったより複雑な業界。帰りに数冊のカタログを頂いてきました。たかがドアハンドルと軽視するなかれ、ユニオンのカタログは必見です、ちょっとアートしてたり、職人技があったり、オシャレでユニークなものも多数... 見ているだけで楽しくなります。新築に限らずリフォームでも検討されたし。
交換用のレバーの候補をカタログから選びます。ショールームでおおむね現物も見ているのでサイズや色合いも把握できます。過去に仕事で利用したスタジオで使われていたハンドルも掲載されていました。値段も各種ありますがアルミの削り出しで強固な製品UL804というモデルにしました。ユニフロストシルバーがカッコイイ。この製品は屋外用と屋内用とがあるようです。
アトリエユニオンに電話してドアレバーを注文したところ、職人肌のおじちゃんが電話に出て丁寧な対応をしてくれて、自分で交換するのはたいへんだよと各種のアドバイスを受け、オマケに少し値引きしてくれました。激しく感謝しつつ恐縮する家右衛門。およそ1週間後にハンドルセットが届いたので必要な部品を作り、イモネジなどを買ってきて交換です。シャフトは何本も作り直してようやく解決。固定ネジも長さ調整のために金属用ノコで切り詰めたりと、作業は難航。
ふぅ.... どうにか交換できました。プレートは金属にしようと思いましたが適度なアルミ板をまだ見つけていないのでひとまずコルク板を貼ってみました。以前より操作が軽くなり確実容易にドアを固定できます。苦労しただけあって大満足。
アトリエ ユニオン
http://www.artunion.co.jp/
注意:保証の対象から外れることになるので注意してください。
さて、入居から3ヶ月。はじめての夏を迎えます。そろそろコレ(工事用鍵ボックス)を引き揚げてくれないかな?
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