■ コンクリートの打設を拝見
皆さんはNHKテレビの「お宅拝見」を見てますか? ここではそんな生やさしいものはやりません。お打ち拝見、ということで近所を巡っていかがわしいコンクリート打設の実際を拝見するというイヤラシイ企画です。コンクリートヲタクというか「ヲタク拝見」というノリですね、これは。降りた駅の周辺(おもに住宅街)をカメラを手にひとまわりすればいくらでもコンクリートを見つけることができます。言っときますが仕事の移動のついでに撮影しただけであってコンクリート撮影のためにわざわざ出掛けて行ったわけではありません。私はそんなにヒマではありません。
さぁ、トップバッターは(←今どきこんな言い方しないって)コンクリートの亀裂からまいりましょ〜〜〜。
■ コンクリートの亀裂:見事な亀裂はJR恵比寿駅の近所(徒歩2分)にある某アートスペース。耐圧盤に数え切れないぐらいの、しかも2mm程度の幅の亀裂。仕事で訪れたときに撮影したのですが........ ここは大丈夫なのか?
■ ジャンカ:補修してあります。これもJR恵比寿駅の近所にある某アートスペース。じつはこういった打ちっぱなしで荒々しい壁材などを売り物にする建物なのです。一度訪れてみると面白いでしょう。ア然とします。
■ ヨダレっぽい:これはJR横浜線の某駅です。建物ではなく擁壁です。周囲はなんともなさそうですが内部で亀裂が発生しているらしく雨水などが噴き出しています。
■ コートされたコンクリート:遠くから見ていたら色の濃いコンクリートがあるので間近で見てみると表面にクリア塗装されていて光沢を放っています。でも亀裂が無いわけではありません打設後5年ぐらいでしょうか。
■ 公庫物件のクラック:これは都民住宅です。優良民間賃貸住宅で住宅金融公庫の融資物件。築2年のマンション。外観は打ちっぱなしでオシャレなのですがよく見ると亀裂が至るところに確認できます。そっかぁ....公庫の優良住宅でもこんなものなのか...。亀裂は早めに補修したほうがいいと思いますがほったらかしになっています.....。
■ 剥離:コンクリート表面が剥離した例です。剥離部分の厚みは5mmぐらいで欠損しています。
■ 色違い:見事に3色です。何をどうやればこんなに色が変わるのでしょう。ほかにも型枠に使うコンパネの表面の成分で色違いが出ることもあります。
■ 打ち継ぎ:上の写真は2回に分けて打設したのが明らか。下の写真は高さ5mはあろうかと思いますが全体に均質に見えます(なぜ?)。やはり表面はモルタルでしょうか。
■ ジャンカ:ジャンカはどこでも頻繁に見ることができます。しかも一般住宅やマンションや公共施設を問わずどこにでもフツ〜にジャンカしてます。たいていはこの写真のようにモルタルの詰め物で補修してあります。
■ 錆汁(サビ汁):番線を除去せずからめたままでコンクリートを打設したり何らかの事情で内部の鉄筋に錆が発生して雨水と共に流れ出しています。
■ 気泡:多少の気泡でも気になりますがあまりにも多いと心配になります。これに比べたらあなたの家の基礎の気泡などカワイイものでしょう? どうです? 安心しました?
■ カビなど:陽あたりが悪いのでしょうか。カビらしきものがコケと共に生えています。
■ 塗装例と黒ずみなど:階段部分の横壁。黒ずみはコンクリートの化学反応で起こることが多いようですがここではあまりにも汚く黒くなってしまったために白い塗料を塗布してあります。でもどうせなら全域にわたって塗布して欲しいんですけど....かえってミットモナイ気がします。
■ 剥離:型枠にくっついてしまって解体するときにコンパネに取られてしまったんですね。荒い表面になってしまいました。
一駅下りて近所を一回りするとたくさんこういった例が見られます。数からいえば綺麗に見えるお宅も多いのですが、よく見るとモルタルを上からかぶせてあることがほとんどです。その内部は果たしてどんなコトになっているのかわかりません。
いずれまた妙なお打ちがあれば随時追加していきたいと思います。
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