ふぅ.... 久々の更新です。2006年も暮れてしまい、2007年の正月になってしまいました。12月は原稿が本になって開放されたのはいいのですが、そのあと他の出版社の雑誌の取材に応じたり、ワケのわかんない行事やらヤボ用が続いてグッタリしてました。ようやくこの正月に時間が少しとれたので東京家物語を更新します。今回は引渡しを迎える記事ですが、外構工事やカーテン設置などが同時進行してるので少し読みづらいかもしれません。
現時点(2007年1月5日)で新居への引越(2006年5月2日)から9ヶ月が過ぎました。だんだん当時の記憶があいまいに.... それでもずっと写真を撮り続けながら日記をつけていますのでその記録をもとに書きつづりたいと思います。
さぁ、今回もまいりましょう!
■ いよいよ引き渡し 外構工事 カーテン設置 補修作業など同時進行
2006.4.26 晴れ
【引き渡し前夜】
外構工事も進んで引越の手配などをあれこれ処理します。明日はいよいよ引き渡しです。今日はひとまず照明器具を買ったりテレビを物色したりエアコンを注文します。灯りと冷暖房が無いと暮らせません。暑がりで寒がりの私にはエアコンは不可欠(そのくせ冬でも薄着を好む)。
電気店でテレビを物色する:
私はテレビはあまり見ませんが現在のテレビは14インチブラウン管(しかもモノラル音声)です。SONY製で10年以上使ってます。家内は「まだ使えるじゃない!」と買い換えを拒みますがステレオ化して副音声になれば語学の勉強にも好都合なのですぐに喜んでもらえるでしょう。なぁ〜〜に、コッソリ買い換えて置いといても14インチが37インチになったぐらいでは彼女も気付かないでしょう(笑)。でも液晶だとさすがに奥行きが全然違うか....... あぁ、やっぱりすぐバレそうです。
店頭ではフルスペックハイビジョンの時代到来です。夏のオリンピックでは巷でウワサの「地デジ」なるものをぜひ見てみたいものです。候補であるSHARPのアクオスBEシリーズ37インチ、SONYのXシリーズ40インチ、その他を見てまわります。店頭ではどれも綺麗に映っているように見えます。でっかくていいなぁ....... でも、ハイビジョンはフルスペックと従来の方式とにはあまり画質に差を感じなかったので旧式を買うつもりです。なにしろ予算は厳しいのだ。
電気店でエアコンをチェック:
薄型モデルはどのメーカーもカタログから消えつつあります。以前から目を付けていたいくつかのメーカーの薄型エアコンは今月になってみると、.........どこの店にも置いてない。ヤバイ!
京都議定書(気候変動に関する国際連合枠組条約)によって今や家電メーカーは省エネ基準を最優先(スタイルなんかどうだっていいらしい)。熱交換パネルを大型化して室内機の本体前方へ突出・湾曲させて効率をかせいでいるのです。その結果やたらとハラの出た室内機の完成というわけ。最近のエアコンがやたらでっかいのはそのせいなんですね。お掃除ロボットなんていりません。私には薄さが命。数年前には奥行9cmエアコン(冷房のみ)なんてのもあったし冷暖房のモデルとしても最近までNationalのSシリーズ14cmがありました(残念ながらこれも過去形)。ダイキンも薄型ではよく知られておりUXシリーズは4〜5年ぐらい前(2002年頃?)に登場していたようです(奥行15cm)。さすがに薄いと暖房がやや苦手ということで2006年4月現在はどこのメーカーも生産しなくなりカタログからは抹消されつつあります。わずかに全国の販売店がそれぞれの残りの在庫を持つのみ。おそらく2006年中には絶滅するでしょう。薄型エアコンはもう入手できず歴史上のエピソードとなるのでしょうか。
私は今回、ど〜〜〜〜〜しても薄型エアコンを付けると決めていたので去年(2005年)の11月からエアコン選定の作業に入っていました。当時近所の量販店にはどこにでも展示がありました。ところが年を越して2006年になるとみるまに店頭から姿を消し、狙っていたダイキン社のカタログからも2006年3月まではなんとか掲載されていましたがその後製造中止。またたくまに入手困難のレアアイテムに。仕方がないので八王子M電気のY氏に頼んで関東の在庫を持つお店のなかからなんとか探し出してもらいました。是非もなく注文。やれやれ。
ちなみにUXシリーズは奥行き15cm、グッドデザイン商品。いちおう省エネ基準は100%〜110以上でCOPも冷暖房平均で4〜5ぐらいです。 本体サイズは275mm
x 840mm x 150mm
御覧のとおり腹は出ておらんのです。
・ダイキンの薄型エアコン「UX」シリーズ:
8畳の部屋用にAN28FUXSを、12畳リビング用にAN36FUXSってヤツを注文しました。
でも、これらのエアコンが我が家のパルコンにどれくらいの威力を発揮するのかは住んでみないとわかりません。いずれこのサイトで報告する予定です。床暖房や蓄熱暖房、ガス温水ファンヒーターなど、様々な候補が考えられますが居住する地域の気候、家族構成やそれぞれの体質、生活習慣、家屋の規模、あるいはオール電化住宅かどうか、などといった家ごとの事情によって選ぶことになります。非常にパーソナルな問題であって一概に「パルコンの暖房は○○○○が良い」とは言えないワケです。あなたの家にはあなたの冷暖房を。だいたい寒冷地ではエアコンなんてのは冬は室外機が凍結してマトモに暖房の機能は働かないのです。
家右衛門邸の例は参考にならないかもしれません。
久しぶりに一句、
・住まいなんてのは住み始めてからでないとわからないコトが多すぎるのです。 家右衛門
2006.4.27
【外構続き・壁紙補修・カーテン設置など】
さて、エアコンは工事日を予約して一安心です。一夜明け、今日は大成建設から施主へ引き渡しの日を迎えます。引き渡しといっても書類にハンコを押していくつかの確認をおこない、カギを受け取るだけなのですが施主にとっては感慨深いものがあります。今までドタバタして様々な気苦労がありましたが(楽しみもあったけど)、なんとかここまで辿り着いたという心境。
午前中に不動産会社まで出向いて土地に加えて建物の決済を済ませました。表示登記は終わっているのでいよいよ保存登記ですが、忙しいので司法書士に任せます。最近は登記も自分でやる施主も増えているようです。決済の領収書などを持って午後3時からIEMON邸にて大成建設と引き渡しの手続きです。補修箇所の確認なども行います。
さて、現場に着いてみると外構工事は着々と進んでいます。どうにか期日までに引越の荷物を搬入できるように玄関が整う予定です。現場の作業員と打ち合わせをしました。ブロック塀とフェンスの完成状態や、将来的にカーポート設置に対応すべく箱抜きの位置を確認したり.... 。
室内ではクロス屋の女性が以前指摘した壁紙の不具合箇所をやりなおしているところでした。2階トイレのタオル掛けの位置を確認。壁紙も綺麗になおしてあります。よしよし..... と、残りの処置はまかせてしばらく室内の他の箇所をチェックします。ちゃんとクローゼットの中まで補修は行われています。階段や床などにも青いテープがベタベタ貼ってありましたがおおむねどこも補修されているようです。数カ所、未補修状態の場所もありますが今後、ぼちぼちやってもらいます。
そうしているうちにカーテン業者が取付作業にやってきました。そうです、今日はカーテン(ブラインド等)を設置する日でもあるのです。とにかく私は仕事が忙しいのでカラダが空いた日はいろんな用事をまとめて片付けたいのです。今日はとりわけ忙しいのです。本日カーテンの施工を担当するのは
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社からやってきた黒髪の元・小泉総理大臣。とても礼儀正しくて対応も丁寧、なおかつ経験的で柔軟なアイディアも出してくれるので打ち合わせもはかどります。到着するやいなやエアコンの寸法を伝えてカーテン類の取付位置を修正しました。私の選んだエアコンが84cm幅と言うと「従来は800mmぐらいですよね、大きいですね。」の返答。「今はもっと幅広で大型の室内機が増えてきたんですよ」と答弁するとさらに驚きの表情。
今回のカーテン類は凝った製品を選んだので設置にもそれなりに時間はかかるようです。お気に入りは縦型の二重ブラインド「アルペジオ」。二重というのは厚地の遮光生地とレース生地を組み合わせて明かりとプライバシーを角度で調整できる商品です。ブルー系もシャープな印象でよろしいかと。細窓用ブラインドはブルー系でプレーンシェードも付けました。水のかかる場所には細窓用のウォッシャブル。やはり我が家の特徴である細窓の寸法にいちばん気をつかいました(部屋によって若干寸法も異なる)。その他のロールスクリーンやドレープ・カーテンなどなど.... 元・小泉首相は手際よく設置していきます。ごくろうさんです。
【バーチカル(縦)二重ブラインド】 ニチベイ「アルペジオ」 センターレース フェスタ(A-3603 + 1343)
【ブラインド】 TOSO ニューセラミー18mm幅 色:TB-516(ラピス/コバルトブルー)
【ドレープ・カーテン】 カワシマ:プレーンシェード 色:フィアスコKA9366(赤茶っぽい葉模様)
【ロールスクリーン】 タチカワ:スコール柄 3815 耐水/ウォッシャブル チェーン式
その他
..... ん? ふと2階洋室の壁に目をやると、壁紙がめくれて糊がついて湿ったまま放置されています。そういえばクロス補修の女性はさっき玄関の前でタバコ喫って休憩してたっけ... (壁紙は糊を付けてすぐには貼らずしばらく置いてなじませてから貼るのが一般的です)。カーテン設置の元・小泉首相がちょうどそこにやってきていわく「あれ? さっき、お先に失礼しますって言って帰りましたよ。」 う〜〜〜〜〜〜ん、謎の行動です。たんに忘れてしまったのでしょうけれど..... 部屋で見つけたときはちょっと虚しかった。しばしア然としてその場に立ちつくす元・小泉首相と家右衛門。ともあれS監督がじきに来るので早急にやりなおしてもらえばすむことです(その後すぐにS監督が手配してくれて他の作業員がやってきて当日中に補修完了)。
【引き渡し】
というわけで引き渡しの儀式です。S監督と営業のO氏、そして設計のH
氏、そして施主の家右衛門。
以前指摘しておいた補修状況の確認のほか、未完了の箇所の確認。定期点検についての説明など。それから保証書やタルカスの説明書、メンテナンスマニュアルなど、次から次へと書類を確認して受取ります。コンクリートの試験結果(圧縮強度)やRES-Pの施工報告書も頂きました!
そして、いよいよ今週の「その時」が..... 鍵の引き渡しです。大成建設のキーホルダーが付いてます。
ふぅ............ 当初は3/31が引渡し日でしたが結局は約1ヶ月遅れて4/27になりました。しかしまぁ、どうにか収束。
わははは! ついに私の家になったのだ。..... (正確にはローン会社のものかな?)
● 住みはじめてからの記事は今後公開予定ではありますが長丁場になりそうです。外構や庭周りの状態はいかに? 収納や冷暖房はどうなの? タルカスはどうか? 地震はどうか? 大雨や台風に対してはどうなの? 亀裂は起こるのか? 光熱費は? メンテナンスは? 家右衛門快適に住まうことができるのでしょうか? 今後は実際に住んでみての記事になるかと思います。 パルコン仲間の集まりや商談中・建築中の方々とメールでの個人的なやりとりもおこなってきましたが、現場によっては様々な問題も指摘されています。逆に良いところも情報が寄せられています。これらをまじえて掲載していく予定です。
今後の更新はのんびりペースになるかと思います。時々トピックス的な記事も予定していますが気長にやっていくつもりです....... 。
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