■ クリーニング
2006.4.15(土) 曇り やや暖かい
家作りの仕上げはクリーニング。つまり工事請負業者から施主への引き渡し前に掃除をしておくわけです。朝現場へ直行。誰もいません......... 空振りです。今日あたりクリーニングが入るはずですが前もって具体的な時間は確認していませんでした。まぁ、たまにはこんなこともあるさ...。
そういえば大成建設との契約書には着工の日(2005年12月2日)から135日以内に完成させるという記述がありますが4/16がその日にあたります。予定通り遅れています(笑)。
玄関は本体工事ですが御覧のようにまだタイルがありません。玄関工事は残工事として先送りなので現状では木箱が踏み台になっています。あまりにも粗末でカッコイイ。ミカン箱とかも似合うかも。ひとまずいったん引き揚げます。
ひと仕事終えた帰りに再び現場に寄ります。そろそろ疲れてクタクタになっている私。
今度はクリーニングが入っていました。小さい家とはいえ屋内をくまなく清掃するのはたいへんです。室内では掃除機や様々な清掃道具が持ち込まれ4人ぐらいでセッセと作業中。床の養生を剥がしてワックスを塗り、ドアや窓枠の接着剤やホコリを拭きあげます。ほかにも器具類のビニールを剥がしたりと忙しそうです。作業員のリーダーいわく、さきほど2階の床ワックスがおわったところだと。とにかく造作時のホコリや汚れ、そして壁紙の糊が広範囲に付着しています。
視察に来たついでに電話回線のチェックを行います。昨日のNTTの工事は問題なく行われましたが各部屋のモジュラーに持参した電話機を接続して通話を確認します。屋外も一周しましたが面格子はまだ付いていません。ちなに仮設トイレもまだあります。清掃業者は仮の照明器具で作業しているのですが、それが撤収されると真っ暗なので、ひとまず仮の照明器具を持ってきて各部屋に装着しました。屋内では業務用の掃除機を動かして騒々しく作業していますが、玄関ドアを閉めると全くというほど外には聞こえません。防音・遮音についてはあれこれ対策したので住み始めてから詳細にレポートしたいと思います。
建物の内外をひととおりチェック完了。清掃のほうは1階の床の養生シートを今から剥がしてワックスをかけるそうです。作業員の皆さんゴクロウサンです。
ウチは小さい家ですがそれでもクリーニングは意外と手間がかかるようです。とくに「壁紙の糊」は一見しただけでは気付かない箇所も多く、よく観察しながら掃除しないと拭き残しが発生します(実際....あとでけっこう見つけてしまった)。
それでもクリーニング完了した部屋に入ると......↓ う〜〜〜ん、やはり新しい住まいというのはいいものです。幼少期に父が家を建てたときのことを思い出しました。父は私を新居に連れてきて自慢気に各部屋を案内してくれました。嬉しそうだったなぁ。内装の真新しい臭い。ちっちゃい家でも入居前というのは家具やカーテンが無いので広く見えるものです(笑)。当時のちっちゃい家右衛門少年にはやたら大きな家に見えたものです。あれから数十年.....。
父が建てたその家はおよそ10年後ぐらいにシロアリに食い尽くされてたいへんなことになったのです....。やがて私も成長して上京し、父は亡くなりその家には母が一人でしばらく住んでいました。さらに数年後に母は実家へ戻って祖母の世話をすることになりました。結局父の家は無人になったのです。人が住まない家は急速に傷むといいますが、まさにそのとおりでした。就職して数年経った頃、帰省して父の家を見に行ったときには外壁も剥がれて廃居同然。木造の在来工法で地元系の大工さんが建てた家でしたが化粧合板の外壁など、よく見ると高度経済成長期の日本が生んだ半洋風の合理的建築スタイルを象徴するような仕様でした。ちょうど瓦屋根の純日本風家屋がコンクリート瓦に変わり合板外壁とアルミサッシ窓を装備してニッポンの家がヘンテコリンになっていった時代です。すでに風雨にさらされて悲惨なほど傷んだ父の家を見て自分は将来耐久性の高い家を建てようと思ったものです。同時にメンテナンスの重要性も強く心に刻んだのでした... 。
さぁ、4/17(月)はいよいよ施主検査です。
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