■ ベース打設後の3日間
2006.1.27(金) 晴れ 昼間の気温8度
打設の翌朝です。朝、目覚めて「なんだか寒いなぁ..」と思ったらエアコンが霜取りモードになってサボっています。おそらく今朝の気温は氷点下なのでしょう。現在住んでいるマンション(仮住まい)のエアコンは一般的なヒートポンプ式(ダイキン製)なので外気温が下がるとこういった状態になるようです。寒冷地ではよく聞く話ですが東京もそんなに寒いのでしょうか。
以前住んでいた在来工法の家は同じダイキン製のエアコンでしたが霜取りモードになったことは一度もありませんでした。どうしても室外機2つはミットモナイということで室外機が1つで2つの本体を駆動するツインエアコンにしたのですが、奮発して30万円と私には贅沢なエアコンでした。おかげでトラブル知らずで良く働き夏も冬も重宝したものです。思えば良いエアコンでした(過去を偲ぶ私)。このマンションのエアコンは型が古いのか、安物なのか、それともこの地域は特別寒いのか....はて? そういえばテレビの天気番組によると今年は記録的な寒さとのこと。
最近のエアコンはインバーター式の超省エネで霜取りの改良もされているでしょう。しかし安い機種のなかにはサボるものもあるのかもしれません。エアコン選びは慎重になりたいところです。特別寒い日に活躍してほしいのに、そんな日に限ってサボるなんて......(この役立たずっ!)。 新宅のエアコン選びの教訓にしましょう。
さて、打設から今朝までの気温を知るべくYahoo天気を見てみました。天気予報と経過後の実際の測定値がわかります。予報はカラー表示で湿度の予測もあります。対して灰色表示が実測値です(なぜか湿度の実測値は非表示になってしまう)。
【Yahooウエザー】:2006年1月27日 18時30分発表
上の図のとおり昨夜の気温はマイナス4度まで下がっていました。コンクリート自体は水和反応で熱が出るとはいえあまり気持ちの良いものではありませんね。コンクリートの硬化は夏のほうが速いのですが発熱がすごくて膨張するので亀裂の原因になるといわれています。文献によるとコンクリートの強度が出やすいのは摂氏4度のねり水を使ったときが最高であるとの記述があります。では気温が低いほど良いのかといえば凍結(凍害)のリスクと養生の問題などがあるわけです。
家を建てはじめてからずっと天気をチェックしていますが、ここ数日間は最低気温が-3度 〜 最高気温+10度ぐらいの日が続いています。ちなみに明日の天気は... と目をやると↑(上図1/28予報を御覧あれ)やはり最低気温は氷点下3度。しかもこの時期の昼間は極端に湿度が下がって20%程度になります(同じく28日予報の12時〜15時を御覧ください)。コンクリートは急激に乾かすのはよろしくないのでまたもや心配のタネが増えたりして....。寒中コンクリートは強いという人もいますが型枠を外して急激に乾くとやはり亀裂の原因になったりするそうです。難しいもんですね。
さらに上図の緑色の矢印を御覧ください。順調にいけば1/30が基礎の立ち上がり部分のコンクリート打設ですが予報によるとその2日後は雨だといいます。雨の日もコンクリート打設には適していないといいます。さてどうなるかお手並み拝見(何の?)といきましょう。
このYahooウエザーは他のサイトと比べて正確な部類だと思っているのですが灰色の「実測結果」が見るたびに書き変わっていることがあります(笑)。私が気温の確認でいちばんアテにしているのは、じつは私の車に付いている温度計です(なぜか異常に正確です、経験的に)。 今回家を建てるにあたって天気と温湿度をチェックするために簡易的なデジタル温度計も買ったのですが置き場所や設置姿勢によって誤差が異なるので最後は実績のある車の温度計のほうを信用しています。次の写真の右は車の温度計で0.5度刻みで表示します。写真左は5000円ぐらいで買った温湿度計。センサは簡易的なもので工業計測用ではありませんが最高温度と最低温度の記憶機能があるので便利です。以前は仕事で熱電対や白金測温体を使っていたことがありましたが、最近のデジタル温湿度計は値段のわりには精度も高く機能的にも良くできているようです。
この日(1/27)仕事の都合で夜11時頃に現場へ。養生シート(ブルーシート)は除去されていました。ごく初期の硬化はいちおう経過したとの判断でしょう。内側の型枠がほぼ9割方組まれています。明日には終えるでしょうから1/30には間に合いそうです。
もちろん鉄筋と型枠のかぶり厚をしつこくチェックします立ち上がり部分の配筋にはあとでシース筋という壁材を支える鉄筋を埋め込むので極端に片寄ったり蛇行した配筋では正しい位置にシース筋を配置できなくなります。そのまま打設すると建方の行程でうまくシース筋が壁材に挿入できなくなりゆがみが生じたり垂直を出すのも困難になるというわけです。実際にシース筋を切断してケミカルアンカーを打ちなおしたりとか壁の傾きの例も報告されています(ごく稀な例ですが)。
この日もとても眠くて疲れています。早く家に帰って熱い風呂に入ってビール飲んで寝たいです。でも、自分がごく稀な例にならないことを祈りつつ寒い深夜に歯を食いしばりながら妖しい現場チェックです...... 。じつはこのあと家に帰ってからまた他の仕事するんですけど。
ちなみにこの朝6時の気温は-4度でした。
1/29になりました。
明日(1/30)はいよいよ立ち上がり部分を打設します。雨や雪が降りませんように。地震もきませんように。
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