いかがなものか? 


CGぐらい起こしてほしいんですけど

最近のコンピュータは高性能で価格も下がりソフトウエアも安価で優れたものが増えています。かつてのシリコングラフィクスのようなグラフィックワークステーションの時代は今やPCヘ移行しています。私がハウスメーカーに期待したのは完成予想の3次元CG、つまり設計図から立体像を再現して「どうですお客さん! こんなに素敵に仕上がるんですよん!」という自信を満面にたたえた営業の姿でした。ところが建物の打ち合わせがいくら進んでもなかなかそんなものは見せてもらえません。気がつけば着工...... 正直なところ拍子抜けしました。完成前の外観図のチェックといえば平面図のコピーにコピック(デザイン用マーカ)で塗っただけのもの。今やCGなんてカンタンに作れるのにそんな技術もゆとりもないのでしょうか? まぁ、ハウスメーカーは営業所ひとつで何十邸も同時に進行しているわけで、とてもやってられないんでしょう。1邸づつ3D-CG を作っても手直しやら細部のディテールやら... いちいち顧客の要求をCGに反映させていたら余計な時間と手間と人件費がかかるだけでこれといって利益があるわけではありませんね。しかし希望としては大手ゼネコンを自称するならこういったところで威力を発揮してほしいものです。お客さんに喜ばれると思うんだけどなぁ..... 。

 

 

しょうがないので自分で作ります。Maya でモデリングした我が家(大成建設 Palcon Genic)の立体CGを以下に掲載します。じつは私は多忙なため仕事仲間のさかもっちゃんに作ってもらいました。彼は強力です、わずか3時間でこれらを作っちゃいました↓ 壁面にテクスチャは貼っていません。深基礎や陸屋根の構造など細部まで作り込んでいません。

 

  完成予想図(静止画)

 

建物というよりフツ〜の箱ですね、これは。私の財力ではこの規模が限界。しかし、ちっちゃくてもパルコン。大人数で住むわけではないので我が家としては充分すぎるほどの広さですが。

ハウスメーカーからもらった平面図、立面図には寸法も入っているのでそれをもとにモデリングします。3次元データなので自分でグリグリ回転させて建物の高さや奥行きを確認したりライティング設定によって日照のぐあいもシミュレート可能です。周囲に建物を入れればより現実的な環境の検証もできるでしょう。私はこれを使って駐車スペースや防犯対策や外構の検討に役立てました。ちなみに3DCGソフトのMayaは学習用としてフリーウエア(つまりデモ版のようなもの)が配布されています(MacOSX版もWindows版もあります)。

 

http://www.alias.co.jp/products-services/maya/maya_ple/

http://www.alias.co.jp/

 

※ このページの記事は建設当時の2005年に書いたものです。

 

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